「痛い」「気まずい」「困難」…ドイツ語の「苦しい」11単語を語源・ニュアンスから徹底解説で使い分けマスター!(schmerzhaft, leidvoll, qualvoll, quälend, ernst, peinlich, schwierig, bedrückend, belastend, hart, unerträglich)

ドイツ語で「苦しい」を表す単語には、schmerzhaft, leidvoll, qualvoll, quälend, ernst, peinlich, schwierig, bedrückend, belastend, hart, unerträglich などがあります。
でも、「ケガで苦しい」と「責任が重くて苦しい」では、適切な単語が違いますよね?
「どの単語を使用するのが適しているのか?」と迷えるあなたに、本記事では 11種類の単語の違いと使い方 を深掘りして解説しています!
ニュアンス・語源・例文・使い分けテスト もご用意しているので、ドイツ語の表現力向上を目指されている方は、ぜひ最後までご覧くださいませ!
それでは学習開始です📣🌟
「苦しい」を表すドイツ語の基本概念
「苦しい」という感情は、状況や原因によってさまざまな意味を持ちます。例えば…
- 「肉体的に痛くて苦しい」(ケガや病気の痛み)
- 「精神的につらくて苦しい」(悲しみやストレスによる苦しさ)
- 「耐えがたい苦しみ」(極度の苦痛や絶望感)
- 「気まずくて苦しい」(恥ずかしさや居心地の悪さ)
- 「状況が困難で苦しい」(問題の解決が難しい)
このように、「苦しい」を表すドイツ語の単語は、肉体的な苦痛なのか、精神的な苦しみなのか、状況的な困難なのか によって異なります。
それぞれの場面に応じて適切な単語を選ぶことで、より自然なドイツ語として表現ができるようになります。
「苦しい」を表すドイツ語の種類
ここでは、状況ごとに適した「苦しい」の単語はどれなのか、まずは一覧表で整理してみます。
ドイツ語 | ニュアンス | 例 |
---|---|---|
schmerzhaft | 身体的な痛みのある苦しさ | ケガ・病気の痛み |
leidvoll | 深い悲しみや苦しみを伴う | 失恋・悲劇的な出来事 |
qualvoll | 耐えがたい激しい苦しみ | 激痛・拷問 |
quälend | じわじわと続く耐えがたい苦しみ | 長時間の痛み・精神的な苦悩 |
ernst | 深刻で重い苦しみ | 重大な問題・危機 |
peinlich | 恥ずかしさ・気まずさで苦しい | 社交的な失敗・ミス |
schwierig | 困難な状況での苦しさ | 試験・仕事での難しさ |
bedrückend | 心が重くなるような苦しさ | 精神的に圧迫される感覚 |
belastend | ストレスやプレッシャーによる苦しさ | 責任や過労の負担 |
hart | 過酷で厳しい状況の苦しさ | 極端なトレーニング・貧困 |
unerträglich | 耐えがたい苦痛 | 耐えられない暑さ・騒音 |
各単語の意味・ニュアンス・語源・例文
次に、上で確認した「苦しい」を表す11のドイツ語単語について、語源・ニュアンス・使い方・例文 の観点から詳しく解説していきます。
1. schmerzhaft(身体的な痛みのある苦しさ)
🔍 語源と成り立ち
「schmerzhaft」は 「Schmerz(痛み)」+「-haft(~の性質を持つ)」 から成り立っており、「痛みを伴う」「苦痛を感じる」 という意味になります。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 身体的な痛みやケガによる苦しさ を表す
✅ 「schmerzhaft + 名詞」の形で使われることが多い(例:schmerzhafte Verletzung = 痛みを伴うケガ)
✅ 比喩的に精神的な痛みを表すこともある
📝 例文
・ Die Operation war sehr schmerzhaft.
(その手術はとても痛かった。)
・ Er hat eine schmerzhafte Erfahrung gemacht.
(彼はつらい経験をした。)
・ Der Verlust seiner Mutter war für ihn schmerzhaft.
(母親の死は彼にとって痛ましいものだった。)
2. leidvoll(深い悲しみや苦しみを伴う)
🔍 語源と成り立ち
「leidvoll」は 「Leid(苦しみ、悲しみ)」+「-voll(~に満ちた)」 という構造で、「悲しみに満ちた」「苦しみに満ちた」 という意味になります。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 感情的な苦しみや悲しみを表す
✅ 人生のつらい出来事(失恋・死・悲劇)などに使われる
✅ 詩的・文学的な表現にもよく使われる
📝 例文
・ Sein Leben war leidvoll.
(彼の人生は苦しみに満ちていた。)
・ Es war eine leidvolle Zeit nach dem Verlust seines Vaters.
(父を亡くした後の時間はつらいものだった。)
・ Sie erinnerte sich mit leidvollem Blick an ihre Vergangenheit.
(彼女は苦しそうな表情で過去を思い出した。)
3. qualvoll(耐えがたい激しい苦しみ)
🔍 語源と成り立ち
「qualvoll」は 「Qual(激しい苦痛)」+「-voll(~に満ちた)」 という構造で、「激しい痛みや苦しみに満ちた」 という意味を持ちます。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 耐えがたい身体的・精神的な苦しみを表す
✅ 病気や拷問など、極端な苦痛を伴う状況でよく使われる
✅ 「qualvolle Schmerzen(耐えがたい痛み)」などの表現でよく使われる
📝 例文
・ Er starb nach einer langen und qualvollen Krankheit.
(彼は長く苦しい病気の末に亡くなった。)
・ Die Gefangenen mussten qualvolle Folter ertragen.
(囚人たちは耐えがたい拷問に耐えなければならなかった。)
・ Die Hitze war qualvoll.
(その暑さは耐えがたいほどだった。)
4. quälend(じわじわと続く耐えがたい苦しみ)
🔍 語源と成り立ち
「quälend」は 「quälen(苦しめる、拷問する)」の現在分詞 で、「じわじわと続く耐えがたい苦しみ」 を意味します。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 痛みやストレスが長時間続くときに使われる
✅ 精神的・肉体的な「じわじわと続く苦しさ」に適している
✅ 「quälende Schmerzen(じわじわと続く痛み)」などの表現で使われる
📝 例文
・ Ich habe quälende Kopfschmerzen.
(私はじわじわと続く頭痛がある。)
・ Die Ungewissheit war quälend.
(その不確かさは耐えがたいほどだった。)
・ Sie litt unter quälenden Erinnerungen.
(彼女は苦しい思い出に苦しんでいた。)
5. ernst(深刻で重い苦しみ)
🔍 語源と成り立ち
「ernst」は古高ドイツ語 ernust に由来し、もともとは「真剣な」「重大な」という意味を持ちます。ここから派生して、状況が深刻で、精神的に苦しい状態 を表す単語になりました。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 深刻な状況や重大な問題を表す(人の感情よりも、事態の深刻さに焦点がある)
✅ 病気・経済危機・政治問題などのフォーマルな文脈でも使われる
✅ 「Das ist ernst.(それは深刻だ)」のように単独で使われることも多い
📝 例文
・Seine Krankheit ist sehr ernst.
(彼の病気はとても深刻だ。)
・Das ist eine ernste Situation.
(これは深刻な状況だ。)
・Er sprach mit ernster Stimme.
(彼は真剣な声で話した。)
6. peinlich(恥ずかしさ・気まずさで苦しい)
🔍 語源と成り立ち
「peinlich」は 「Pein(苦痛)」+「-lich(~のような)」 から成り立ち、もともとは「苦痛を与える」という意味でした。しかし、現在では主に 「恥ずかしい」「気まずい」 というニュアンスで使われます。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 「恥ずかしくて苦しい」「居心地が悪い」 という状況を表す
✅ 失敗やミスをしたときの「穴に入りたいほどの気まずさ」に使われる
✅ フォーマルな場では使いにくく、日常会話でよく使われる
📝 例文
・Es war mir sehr peinlich, als ich seinen Namen vergessen habe.
(彼の名前を忘れてしまい、とても恥ずかしかった。)
・Die Situation war unglaublich peinlich.
(その状況は信じられないほど気まずかった。)
・Sein peinliches Schweigen machte die Atmosphäre noch unangenehmer.
(彼の気まずい沈黙が、雰囲気をさらに悪くした。)
7. schwierig(困難な状況での苦しさ)
🔍 語源と成り立ち
「schwierig」は 「schwer(重い、難しい)」+「-ig(形容詞化)」 から派生し、「物理的・精神的に重く、困難な状況」 を意味します。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 「状況が厳しい」「問題が解決しにくい」という意味の苦しさを表す
✅ 試験・仕事・人間関係など、複雑で難しい状況に使われる
✅ 「Es ist schwierig.(それは難しい)」のように単独で使われることも多い
📝 例文
・Die Aufgabe ist sehr schwierig.
(その課題はとても難しい。)
・Er befindet sich in einer schwierigen Lage.
(彼は厳しい状況にある。)
・Es ist schwierig, eine Lösung für dieses Problem zu finden.
(この問題の解決策を見つけるのは難しい。)
8. bedrückend(心が重くなるような苦しさ)
🔍 語源と成り立ち
「bedrückend」は 「drücken(押す、圧迫する)」の派生形 で、「精神的な重圧を感じる苦しさ」 を表します。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 「気分が重くなる」「精神的に圧迫される」ような苦しさを表す
✅ 暗い雰囲気やストレスの多い状況でよく使われる
✅ 「bedrückende Stille(重苦しい沈黙)」のように使われることも多い
📝 例文
・ Die Atmosphäre im Raum war bedrückend.
(部屋の雰囲気は重苦しかった。)
・ Nach der schlechten Nachricht fühlte ich mich bedrückend.
(その悪いニュースを聞いて、気分が沈んだ。)
・ Es ist bedrückend, so viele Probleme auf einmal zu haben.
(一度にこんなに多くの問題を抱えるのは、精神的に苦しい。)
9. belastend(ストレスやプレッシャーによる苦しさ)
🔍 語源と成り立ち
「belastend」は 「Last(負荷、負担)」+「be-(~を負わせる)」 から成り立ち、「重い負担を感じる苦しさ」 を意味します。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 責任・仕事・人間関係のストレスなど、「重圧による苦しさ」に使う
✅ 肉体的な負担ではなく、精神的・社会的なプレッシャーを表す
✅ 「belastende Situation(ストレスのかかる状況)」のように名詞と組み合わせて使われることが多い
📝 例文
・ Die Verantwortung für das Projekt ist sehr belastend.
(そのプロジェクトの責任は非常に重くのしかかる。)
・ Die ständigen Konflikte in der Familie sind belastend.
(家族の絶え間ない衝突が精神的に負担になっている。)
・ Es ist belastend, immer unter Zeitdruck zu arbeiten.
(いつも時間に追われて働くのは苦しい。)
10. hart(過酷で厳しい状況の苦しさ)
🔍 語源と成り立ち
「hart」は英語の hard と同じ語源を持ち、「固い」「厳しい」「過酷な」 という意味があります。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 肉体的・精神的に「厳しい」「過酷な」状況を表す
✅ トレーニングや生活環境など、耐えることが求められる苦しさに使う
✅ 「Es war eine harte Zeit.(それは厳しい時期だった)」のように単独で使われることも多い
📝 例文
・ Die Ausbildung war sehr hart.
(そのトレーニングはとても厳しかった。)
・ Er hat eine harte Kindheit gehabt.
(彼は厳しい子供時代を過ごした。)
・ Es ist hart, so weit von der Familie entfernt zu sein.
(家族とこんなに離れているのはつらい。)
11. unerträglich(耐えがたい苦痛)
🔍 語源と成り立ち
「unerträglich」は 「un-(否定)」+「ertragen(耐える)」+「-lich(~できる)」 から成り立ち、「耐えられないほどの苦しさ」 を意味します。
💡 ニュアンスと使い方
✅ 肉体的・精神的に「もう耐えられない!」というレベルの苦しさを表す
✅ 痛み・騒音・暑さなど、極端な苦痛に使われる
✅ 「unerträglicher Lärm(耐えがたい騒音)」のように名詞と一緒に使われることが多い
📝 例文
・ Die Schmerzen waren unerträglich.
(その痛みは耐えられないほどだった。)
・ Diese Hitze ist unerträglich!
(この暑さは耐えられない!)
・ Die ständigen Streitereien sind unerträglich.
(絶え間ないケンカが耐えがたい。)
各単語の使い分けと比較
「苦しい」を表す11のドイツ語の単語は、それぞれニュアンスや使用シーンが異なります。
ここでは、それらの違いを比較しながら、どのような場面で使うのが適切かを別の切り口から整理していきます。
感情の種類とニュアンスの違い
「苦しい」といっても、以下のように異なる種類の苦しさがあります。
感情の種類 | 説明 | 適したドイツ語 |
---|---|---|
身体的な痛み | ケガ・病気などの痛み | schmerzhaft, qualvoll |
精神的な苦しみ | 悲しみ・絶望・後悔 | leidvoll, bedrückend |
耐えがたい苦痛 | 拷問のような激しい苦しみ | qualvoll, unerträglich |
じわじわと続く苦しみ | 長時間の痛みや精神的苦悩 | quälend, bedrückend |
深刻な問題の苦しさ | 重大な状況・危機的状態 | ernst, schwierig |
気まずさ・恥ずかしさの苦しさ | 居心地の悪さ・社交的な失敗 | peinlich |
ストレス・プレッシャーの苦しさ | 責任の重さ・精神的負担 | belastend |
過酷な状況の苦しさ | 極端なトレーニング・生活環境 | hart |
フォーマル・カジュアルの違い
「苦しい」という表現にも、フォーマルな文章で使いやすいものと、カジュアルな日常会話向きのものがあります。
ドイツ語 | フォーマル度 | よく使われる場面 | 例文 |
---|---|---|---|
schmerzhaft | ややフォーマル | 医療・身体的な痛みの説明 | Die Wunde ist sehr schmerzhaft.(その傷はとても痛い。) |
leidvoll | フォーマル | 文学的・悲劇的な状況 | Seine Geschichte war leidvoll.(彼の人生は苦しみに満ちていた。) |
qualvoll | フォーマル | 拷問・極限の苦痛 | Er starb einen qualvollen Tod.(彼は苦しみながら亡くなった。) |
quälend | ややフォーマル | じわじわ続く苦しさ | Das Warten war quälend.(待つのが耐えがたいほど苦しかった。) |
ernst | フォーマル | 深刻な問題・危機 | Das ist eine ernste Lage.(これは深刻な状況だ。) |
peinlich | カジュアル | 恥ずかしさ・気まずさ | Es war mir sehr peinlich.(とても気まずかった。) |
schwierig | カジュアル | 困難な状況・問題 | Die Aufgabe ist schwierig.(その課題は難しい。) |
bedrückend | ややフォーマル | 精神的な重圧 | Die Atmosphäre war bedrückend.(雰囲気が重苦しかった。) |
belastend | ややフォーマル | ストレスや責任の苦しさ | Die Arbeit ist belastend.(その仕事は精神的に負担だ。) |
hart | カジュアル | 過酷な状況・厳しい経験 | Das Training war hart.(トレーニングは厳しかった。) |
unerträglich | フォーマル | 耐えがたい苦痛 | Die Schmerzen waren unerträglich.(その痛みは耐えられないほどだった。) |
会話と文章での使い分けのポイント
- 日常会話でよく使うのは? → schwierig, peinlich, hart
- フォーマルな文章で使うなら? → ernst, leidvoll, bedrückend, unerträglich
- 痛みに関する表現は? → schmerzhaft, qualvoll, quälend
- ストレス・精神的な負担を表すなら? → belastend, bedrückend
例:
✅ „Es war eine peinliche Situation.“(カジュアル:気まずかった。)
✅ „Das ist eine ernsthafte Krise.“(フォーマル:これは深刻な危機だ。)

使い分けテスト
さて続きましては、これまで学んだ11種類の「苦しい」の単語表現の使い分けを確認するための使い分けテストのコーナーです✏️
穴埋め問題11問!
今回学んだ「苦しい」単語のうち、次の文脈に適切な単語はどれだと思いますか?
正しい単語を選んで解答してください。
(1) Nach der Operation hatte ich eine ______e Wunde.
(手術の後、私は痛みを伴う傷を負っていた。)
(2) Er erzählte uns von seiner ______en Vergangenheit.
(彼は私たちに、自分の苦しみに満ちた過去を語った。)
(3) Die Gefangenen mussten eine ______e Folter ertragen.
(囚人たちは耐えがたい拷問を受けなければならなかった。)
(4) Die Stille in dem dunklen Raum war __.
(暗い部屋の静寂は耐えがたいほど苦しかった。)
(5) Die finanzielle Lage des Unternehmens ist sehr __.
(その企業の財政状況は非常に深刻だ。)
(6) Es war mir unglaublich __, als ich meinen Chef aus Versehen geduzt habe.
(上司を間違えて「君」付けで呼んでしまい、とても気まずかった。)
(7) Die Prüfung war wirklich __!
(その試験は本当に難しかった!)
(8) Die Verantwortung für das Team ist sehr __.
(チームの責任を負うのはとても負担が大きい。)
(9) Seine Worte hinterließen eine ______e Stimmung.
(彼の言葉は重苦しい雰囲気を残した。)
(10) Das Training war extrem __, aber ich habe viel gelernt.
(そのトレーニングはとても過酷だったが、私は多くを学んだ。)
(11) Die Hitze heute ist einfach __!
(今日の暑さは本当に耐えられない!)
解答と解説
✅ (1) schmerzhaft
→ 身体的な痛みがある傷には schmerzhaft が適切。
✅ (2) leidvoll
→ 苦しみに満ちた過去を語る場合は leidvoll が最も適している。
✅ (3) qualvoll
→ 「耐えがたい拷問」は qualvoll が正解。
✅ (4) quälend
→ じわじわと続く耐えがたい静寂には quälend が適切。
✅ (5) ernst
→ 「深刻な状況」は ernst を使う。
✅ (6) peinlich
→ 恥ずかしくて気まずい状況には peinlich がぴったり。
✅ (7) schwierig
→ 「試験が難しかった」は schwierig を使う。
✅ (8) belastend
→ 精神的に負担が大きい状況には belastend を使う。
✅ (9) bedrückend
→ 「重苦しい雰囲気」は bedrückend が最も適切。
✅ (10) hart
→ 「過酷なトレーニング」は hart を使う。
✅ (11) unerträglich
→ 「耐えられない暑さ」には unerträglich が適切。
まとめ:11の表現の違いを整理
ここまで、「苦しい」を表す11のドイツ語単語について詳しく解説してきました。
最後にそれぞれの違いをおさらいしておきましょう!📖✨
11の単語の特徴まとめ
ドイツ語 | ニュアンス | 例 |
---|---|---|
schmerzhaft | 身体的な痛みのある苦しさ | ケガ・手術の痛み |
leidvoll | 深い悲しみや精神的な苦しみ | 失恋・苦難に満ちた人生 |
qualvoll | 耐えがたい激しい苦しみ | 拷問・極端な痛み |
quälend | じわじわと続く耐えがたい苦しみ | 長時間の痛み・精神的苦悩 |
ernst | 深刻で重い苦しみ | 重大な問題・危機的状況 |
peinlich | 恥ずかしさ・気まずさで苦しい | 失敗・気まずい空気 |
schwierig | 困難な状況での苦しさ | 試験・仕事・人間関係の難しさ |
bedrückend | 心が重くなるような苦しさ | 精神的な圧迫・暗い雰囲気 |
belastend | ストレスやプレッシャーによる苦しさ | 責任・仕事の負担 |
hart | 過酷で厳しい状況の苦しさ | 厳しいトレーニング・生活 |
unerträglich | 耐えがたい苦痛 | 極端な暑さ・騒音・痛み |
使い分けのポイント
- 「痛みがある苦しさ」は? → schmerzhaft, qualvoll, quälend
- 「精神的につらい苦しさ」は? → leidvoll, bedrückend
- 「深刻な状況の苦しさ」は? → ernst, schwierig
- 「恥ずかしくて苦しい」は? → peinlich
- 「ストレス・負担を感じる苦しさ」は? → belastend, bedrückend
- 「過酷な環境・状況の苦しさ」は? → hart
- 「耐えがたい苦しさ」は? → unerträglich
こんなとき、どの単語を使う?(クイックチェック)
❓ 「歯の治療が痛かった」 → schmerzhaft
❓ 「過去のつらい出来事を思い出す」 → leidvoll
❓ 「拷問のように苦しい」 → qualvoll
❓ 「長時間の沈黙が耐えがたい」 → quälend
❓ 「経済状況が深刻だ」 → ernst
❓ 「会話が気まずくて苦しい」 → peinlich
❓ 「仕事が難しい」 → schwierig
❓ 「責任が重くてつらい」 → belastend
❓ 「重苦しい雰囲気に包まれた」 → bedrückend
❓ 「登山が厳しくて苦しかった」 → hart
❓ 「暑さが耐えられない」 → unerträglich
おわりに
今回の記事では、ドイツ語の「苦しい」を表す schmerzhaft, leidvoll, qualvoll, quälend, ernst, peinlich, schwierig, bedrückend, belastend, hart, unerträglich の11の単語について、ニュアンスの違い、例文、使い分けのポイントの面から詳しく見てきましたが、いかがでしたか?
細かい使い分けはなかなか難しいものではありますが、適した単語を選んで会話をしたり、文章を執筆したいというときには、是非またこちらの記事を思い出していただければ光栄です☺️✨
今回も最後までご覧いただき、感謝いたします!
Ich hoffe, dass Sie heute einen schönen Tag verbringen können.☕️🌿
Alles Gute!!